
Atelier Birch
白樺のテープを切り出す
白樺樹皮から樹皮テープを切り出すのは、力も必要だし、なんだか大変なんです。
*
樹皮ってそもそも自然の物だから樹皮自体がうねってたりで、しっかり押さえてもカットしにくくて悩みますよね。
個人の使い勝手が違うので、正解はありませんが、ワンポイントとしての情報です。
*
オーソドックスなのは、カッティングボードの上でカッターでカットする方法。
ついでに言うと、カッターの刃は切れ味重視の黒刃がおススメです。
真っ直ぐカット出来ますが、力が必要です。
分厚いままカットすると、樹皮幅の精度が悪くなります。
*
カットした面の角がとれて編むとき、隙間を詰めやすいという利点から、印を付けてハサミで切る方法もあります。
これもある程度の厚さに調節してから切ります。
切れ味重視のハサミを使うことはもちろんですが、ちょっと曲がって切れてしまうのが難点かも。
*
ヤマブドウやヤマグルミのひごを作るひごカッターというのもあります。
最後の写真を見ればわかりますが、カッターを入れる部分により、カットできる幅が調整できます。
腕の良かった大工さんが、引退し趣味がてら作って販売してます。
これはセットした幅にしかカット出来ませんので幅は正確です。ただやっぱり引く力が必要となり、厚さをある程度まで調整して使います。
慣れてくると早くなりますが、練習が必要かも?
(ご必要な方は、ダイレクトで電話番号をお知らせしますので、直接注文下さい)
*
たかがカット、されどカット(笑)
他にも色々あるのかも知れません。
年齢を重ねると、力が無くなってきます。
少々値段が張っても、「カットしてある樹皮テープを買って編むだけ」になったらもっともっと楽しいのになぁ〜と思いつつ、せっせとカットしてます。
*
製材所のカッターのような、格安で自動でカットしてくれる機械を発明してくれないかな??
*