
Atelier Birch
材料を育てる腕
白樺を編むとき、表面を滑らかにする為、油を含ませた布で樹皮を拭きますよね?
今回はそのワンポイントです
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植物油には「乾性」「半乾性」「不乾性」といった種類があります
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アトリエバーチでは、2種類の物を使い分けてます。
・菜種油(不乾性油)
・蜜蝋ワックス 蜜蝋+亜麻仁油または胡桃油(乾性油)
10gの蜜蝋+100ccの亜麻仁油または胡桃油を湯せんで煮溶かし混合させます。(10%濃度)
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樹皮を編む数日前に蜜蝋ワックスを指で塗ってビニール袋にいれ寝かしておきます。
とてもしなやかで編みやすいテープに育ちます。
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そのテープで編み始める時は、不乾性の油を小さなタオルで塗り、滑りを良くします。
途中で引っかかりが出るようなら、また不乾性の油を塗ります。
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今年採取したばかりのロシア産の樹皮は、その必要がないものもありますが、乾燥が進んだ樹皮を編むときは特に前準備が必要です。
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以前言われました。
「材料にまさる腕なし」
だけど、「材料を育てる腕」は持ちたいですね。
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蜜蝋とか植物油の種類とか、ネットで調べると色々出てきます。ここはさらっと進めましたが、蜜蝋は口紅とかに使われる安全な物なんです。詳しく知りたい方は検索下さい。
また蜜蝋は、ネットで簡単に購入できます。
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